久しぶりに作った、タレー・パッポンカレー(シーフードのフワフワ卵炒め)の作り方などを紹介します。
執筆:サルちゃん、翻訳:直也
執筆:サルちゃん、翻訳:直也
■パッポンカレー
パッポンカレー(Pad pong curry)というのは、タイで比較的近年に作られた料理です。
タイで「カレー」(カリー)というと、グリーンカレーやレッドカレーなど、本来のインドのカレーとは程遠く、またタイ人たちも「カレー」などとは呼びません。
それに対して、パッポンカレーはインド的なカレーと言えるかもしれません。
カレースパイスの他に、ココナッツミルク、鶏卵、トウガラシなどを使用します。
普通のインドや日本のカレー同様に、辛くて食べられないというものではないです。
バンコクのある店が発祥で、マカオの料理に影響されたという説もあります。
普通のカレーとは異なり、「カレー粉炒め」であり、汁気は少ない炒め物的な料理です。
■プー・パッポンカレー
元々オリジナルでは「プー・パッポンカリー」であり、プーつまり蟹を使用したカレーでした。
これをエビ(プン)に変えると「プン・パッポンカリー」になります。
また、いくつかのシーフードを使うと、「タレー・パッポンカレー」と呼びます。
■タレー・パッポンカレー
今日、久しぶりに作ったのは、エビとカニ(もどき)が入っていて、「タレー・パッポンカレー」としたけれど、「プン・パッポンカレー」とした方が良かったかも。
カレーというには、少し甘味が効いているのが味の特徴です。
ふわふわに炒めた卵のため、ソフトな食感。
子供でも食べられそう。
■初めて食べたパッポンカレー
パパがはじめてパッポンカレーを食べたのは、ちょうど9年前の2011年10月、私と結婚して間もない頃でした。
横浜みなとみらい、クイーンズイーストにあるタイ料理店「ゲウチャイ」で、タレー・パッポンカレーを食べました。
下記のYouTube動画で紹介していました。
■レトルトのパッポンカレー
以前から日本で、レトルトのパッポンカレーというのがあります。
でも、汁気が多すぎて、味も本来のパッポンカレーからかけ離れた、似て非なる料理です。
そもそも、汁気が少ない料理をレトルトにはできないのでは?
■材料
以下に、簡単なレシピを紹介します。
まず、材料は以下のものを用意します。
【材料】2人分
むきエビ
カニ、カニ缶、またはカニもどき
セロリ
パクチー
ニンニク
卵 3個
ココナッツミルク 大さじ2~3杯
オイスターソース(できれば中華でなくタイ製)
ナンプラー
カレー粉
砂糖 少々
■下準備
セロリの筋を取り除きます。
にんにく、セロリ、パクチーを別々に刻みます。
卵を溶いて、ココナッツミルクを混ぜます。
■調理方法
ニンニクを、フライパンで香りが出るまでかき混ぜて炒めます。
続いて、エビ、カニ、セロリを加えて炒めます。
ナンプラー、オイスターソースで味付けします。
卵とカレー粉を混ぜて、卵が固まるまでしばらく待ってから、卵をよくかき混ぜながら炒めます。
最後にパクチーを混ぜます。
■料理のコツなど
この料理は、卵のフワフワ感がいちばん大事です。
卵を炒めるときに、空気が入るようによくかき混ぜてください。
■その他のパッポンカレー
以前に作った、タレー(シーフード)以外のパッポンカレーの例を載せておきます。
ガイ・パッポンカレー(鶏肉)
パムット・パッポンカレー(イカ)
ムー・クン・パッポンカレー(豚肉とエビ)
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