【レシピ】タレー・パッポンカレー~シーフードのフワフワ卵炒め

10月 01, 2020

タイカレー レシピ

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久しぶりに作った、タレー・パッポンカレー(シーフードのフワフワ卵炒め)の作り方などを紹介します。
執筆:サルちゃん、翻訳:直也


■パッポンカレー

パッポンカレー(Pad pong curry)というのは、タイで比較的近年に作られた料理です。
タイで「カレー」(カリー)というと、グリーンカレーやレッドカレーなど、本来のインドのカレーとは程遠く、またタイ人たちも「カレー」などとは呼びません。

それに対して、パッポンカレーはインド的なカレーと言えるかもしれません。
カレースパイスの他に、ココナッツミルク、鶏卵、トウガラシなどを使用します。

普通のインドや日本のカレー同様に、辛くて食べられないというものではないです。
バンコクのある店が発祥で、マカオの料理に影響されたという説もあります。

普通のカレーとは異なり、「カレー粉炒め」であり、汁気は少ない炒め物的な料理です。

■プー・パッポンカレー

元々オリジナルでは「プー・パッポンカリー」であり、プーつまり蟹を使用したカレーでした。
これをエビ(プン)に変えると「プン・パッポンカリー」になります。

また、いくつかのシーフードを使うと、「タレー・パッポンカレー」と呼びます。



■タレー・パッポンカレー

今日、久しぶりに作ったのは、エビとカニ(もどき)が入っていて、「タレー・パッポンカレー」としたけれど、「プン・パッポンカレー」とした方が良かったかも。

カレーというには、少し甘味が効いているのが味の特徴です。
ふわふわに炒めた卵のため、ソフトな食感。
子供でも食べられそう。

■初めて食べたパッポンカレー

パパがはじめてパッポンカレーを食べたのは、ちょうど9年前の2011年10月、私と結婚して間もない頃でした。
横浜みなとみらい、クイーンズイーストにあるタイ料理店「ゲウチャイ」で、タレー・パッポンカレーを食べました。

下記のYouTube動画で紹介していました。



■レトルトのパッポンカレー

以前から日本で、レトルトのパッポンカレーというのがあります。
でも、汁気が多すぎて、味も本来のパッポンカレーからかけ離れた、似て非なる料理です。

そもそも、汁気が少ない料理をレトルトにはできないのでは?

■材料

以下に、簡単なレシピを紹介します。
まず、材料は以下のものを用意します。

【材料】2人分
むきエビ
カニ、カニ缶、またはカニもどき
セロリ
パクチー
ニンニク
卵 3個
ココナッツミルク 大さじ2~3杯
オイスターソース(できれば中華でなくタイ製)
ナンプラー
カレー粉
砂糖 少々

■下準備

セロリの筋を取り除きます。

にんにく、セロリ、パクチーを別々に刻みます。

卵を溶いて、ココナッツミルクを混ぜます。

■調理方法

ニンニクを、フライパンで香りが出るまでかき混ぜて炒めます。

続いて、エビ、カニ、セロリを加えて炒めます。

ナンプラー、オイスターソースで味付けします。

卵とカレー粉を混ぜて、卵が固まるまでしばらく待ってから、卵をよくかき混ぜながら炒めます。

最後にパクチーを混ぜます。

■料理のコツなど

この料理は、卵のフワフワ感がいちばん大事です。

卵を炒めるときに、空気が入るようによくかき混ぜてください。

■その他のパッポンカレー

以前に作った、タレー(シーフード)以外のパッポンカレーの例を載せておきます。

ガイ・パッポンカレー(鶏肉)

パムット・パッポンカレー(イカ)

ムー・クン・パッポンカレー(豚肉とエビ)



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PROFILE

名前:百瀬サルタヤー(♀)
愛称:サルちゃん
タイから来て東京に住む主婦サルちゃんがタイ料理レシピやタイ料理の情報を提供します。日本語が書けないので実際はパパ(直也・ノンフィクションライター)が翻訳・編集などしています。
Sarutaya from Thailand living in Tokyo writes about Thai cooking.

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